日本子ども未来展
日本児童養護施設財団 主催
第1回フォトコンテスト
趣旨について
日本子ども未来展は、児童養護施設の子どもたちの豊かな成長を願うと共に子どもたちが自身が作った芸術作品を通して、日々の生活だけでなく、子どもたちがそれぞれ持つ「夢」や「希望」を自由に表現する事で自分たちの将来について考える「きっかけ」を持ってもらうことを目的に実施するものです。本未来展は、全国児童養護施設総合寄付サイトを運営する日本児童養護施設財団が実施しております。
プロフィール
Photographer(フォトグラファー)
稲川 学
2007年、撮影スタジオにて勤務の後、2013年独立。撮影サービス、Kai photo serviceを立ち上げるとともに、様々な撮影に携わっているカメラマンとして活動中。JFDA(日本フライングディスク協会)にオフィシャルフォトグラファー として所属し、日本全国及び世界大会のフライングディスク競技のスポーツ写真撮影に携わっている。
公募内容について
対象施設 : | 児童養護施設 610施設(全国) |
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対象年齢 : | 幼児から高校生まで |
募集期間 : | 令和6年4月1日から令和6年6月30日まで |
募集テーマ: | 好きな場所・落ち着ける場所 |
作品タイトルとその写真を撮影した理由と想い | |
審査基準について
スマートフォンのカメラ技術の発展により誰もが気軽に写真撮影を楽しめる時代となりました。 今回の応募作品にも、スマートフォンのカメラ機能によって撮影されたと思われる作品が多く見られました。これらの撮影機材により生み出される作品は、カメラの細かい撮影するための設定が不要なこともあり、従来の写真のセオリーにとらわれない自由な発想のものが多いです。このような時代の流れは、これからの写真表現のあり方を変えていくものなのかもしれません。そこで、今回は、従来から言われるような構図・画面構成などの写真のセオリーからちょっと離れて、下記の点に重視した審査基準とさせていただきました。
①テーマと作品、作品タイトルの関係性
・撮影したイメージがテーマに沿ったものであり、タイトルを読むことで、その撮影した人、物、風景が関連付けられる。
②発想力・ストーリー構成力
・撮影者が伝えたいイメージが、ストーリー性があり、作品のキャッチコピーとなるタイトルと合わさることで見るものに想像させるものがある。
③強い意志・探究心から生み出されたものである
・テーマに沿った撮影者の伝えたいイメージが、その場の思いつきに終わっていないものであり、毎日の生活の中で心の中の風景として印象に残っていたものである。その心の風景を表現するために強い意志や探究心が感じられるもの。
入館料のお願い
こちらのページは『日本子ども未来展』と題したオンライン美術館をイメージしてつくりました。
基本的には入館料は
ございませんが、心に残った作品がございましたら
お気持ちの入館料(ご寄付)をいただけますと子どもたちのために継続した活動をすることができます。
お支払いはこちらから
第1回フォトコンテスト
作品の紹介
金賞(1名)
- 題名
- 窓から見える夕日
- 年齢
- 15
- 氏名
- S.R
- 審査ポイント
-
朝日、夕日を写した作品は、比較的簡単に良い写真、綺麗な写真として表現できる分、逆にストーリー性を持たせることが難しいものでもあります。この作品は、田んぼを大きく入れることで、季節の移ろいによって変わっていくだろう風景を見るものに想像させます。撮影者にとっては、春から夏にかけて見ることができる景色として心にあったものであり、田植えの時期、水田の状態が鏡面の効果を持って、夕日とマッチングした見事な作品でした。この時期にしか見れない風景という撮影者のコメントが、10代の若者の今を想像させ、様々なストーリーを撮影者とこの風景の間に見ることができました。
銀賞(2名)
銅賞(5名)
- 題名
- 山から見える都会
- 年齢
- 12
- 氏名
- 匿名掲載
- 審査ポイント
-
この度の作品テーマに沿って、とても純粋に、素直な感覚で表現した作品です。木々の間から見える街並みが印象的ですね。撮影した時期が新緑の季節でしょうか。木々が綺麗に見えるタイミングを狙ったことも良いと思いました。
- 題名
- 練習のあとに見た景色
- 年齢
- 12
- 氏名
- Y.Y
- 審査ポイント
-
街灯に照らされるバスケットゴールが大変印象的な作品です。日々子どもたちを見ているバスケットゴールが、擬人化されて、先生のような、またはもう一人の友達のような存在として見るものにストーリーを感じさせます。練習が終わった後というこのタイミングを狙って撮影したことが秀逸な作品でした。
- 題名
- いちにちのごほうび
- 年齢
- 16
- 氏名
- 匿名掲載
- 審査ポイント
-
学校帰り、ベランダから見える茜空を大変綺麗に撮影した作品です。まさに夕日が沈んでいるタイミングではなく、茜空となるタイミングを狙ったことに撮影者の思い入れが伝わりますね。この瞬間は、とてもエモーショナルな気持ちになりますので、撮影者の心の風景というイメージをよく表現しております。
参加した作品集
※「作品・子どもたちの想い」を見るには、作品をクリックしてください
入館料のお願い
こちらのページは『日本子ども未来展』と題したオンライン美術館をイメージしてつくりました。
基本的には入館料は
ございませんが、心に残った作品がございましたら
お気持ちの入館料(ご寄付)をいただけますと子どもたちのために継続した活動をすることができます。
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